はじめてのRZ(1XG):
アクセス誠にありがとうございます。
この度藤崎はナップス三鷹東八店からナップス相模原店に異動いたしました。担当者異動のため、三鷹東八店のRZコーナーは休止させていただきました。
誠に恐れ入りますが、RZに関するご質問はナップス相模原店にご連絡ください。
昔…昔…あれは私が高校2年生の時であった。
やっと中免を取って自分のバイクが欲しいな〜と思っていた頃、
当時の大垂水や奥多摩で走り屋をしていた初期型のRZ250を駆る私の兄から
「RZ2台で5万だけど、おまえ買うか?」とお声がかかった!
当時の私は、自分の物になるのであれば何でも良かったので「2台?ん!?買う!!」
…と、即答しまったのが全ての始まりだったのです。
それから何日かしてお約束していたRZ250R(1XG型)が2台運ばれてきました。私、それを見てたまげました。
1台はエンジン・ハーネスなどが無い…。もう1台はエンジンはあるけどボロボロ…。
そうです。察しの通り、私の初めてのバイクライフは不動車2台を1台にすると言うバイク初心者にとって「あり得ないスタート」となりました。
おかげ様で(?)、エンジンO/H・各部グリスアップ・消耗品交換・各部レストアと…、バイク屋さん並の整備メニューを覚えるチャンスを与えてくれた兄に感謝しています。
「ありがとう…兄さん!」んなわけあるか〜!(絶叫!)
と言う訳で、こんな私のおかしな経験から「RZ」と言うとっても特殊なバイクのメンテナンスからレストアにいたるまでを少しずつ紹介させて頂きます!!
RZは国内シリーズ最終型のRZ250R(3HM型)でも20年も前のバイクです。つまりメンテナンス無くして走る事はおろか、改造などもってのほか!
「メンテナンスは最高のチューニングだ!」
この言葉を聞くと、
「何言ってやがる!改造すんのがチューニングだろ?」と思う方も多いでしょう。
しかしこの言葉には日本海よりも深〜い意味があるのです。
「TUNING」の意味は厳密に言えば「調律」。
そうです!調子を整えるのが本当の「チューニング」であり、改造してパワーアップするのがチューニングなのではありません!
RZは古いバイクですので、このリアルチューニング無くしてパワーアップなどありえません。
そこで、RZ乗りなら絶対押さえておきたいポイントをいくつかご紹介します。
●まず、初歩的な事ですが自分のRZの型式をしっかり把握しておきましょう!
これが分からないとパーツ選びにも苦労しますゾ!
RZ250初期型
4L3-050101〜 4L3型
俗にいう初期型250です。
RZ350初期型
4U0-020101〜 4U0型
俗にいう初期型350です。
RZ250R
29L-000101〜 29L型
「新幹線」「おっぱいカウル」のR初期型です。
RZ250RR
29L-040101〜 51L型
ハーフカウル付の「オムスビテール型」です。
RZ250R
29L-083101〜 1AR型
タンデムバー無しの「オムスビテール型」です。
RZ250R
29L-100101〜 1XG型
86〜のいわゆる「角テール 18インチ」です。
RZ250R
29L-120101〜 3HM型
88〜の最終型 「角テール 17インチ」です。
RZ350R
29K-000101〜 29K型
「新幹線」「おっぱいカウル」の350Rです。
RZ350RR
29K-020101〜 52Y型
フルカウル付です。
この他にもYSP限定や、地域限定色・輸出仕様が全世界にバラまかれておりますが、この辺りはまた改めて…。
●エンジンまわりのチェックポイント
RZなら全年式必ずチェックしておきたい部分はこんなとこ。
・フロントスプロケット裏のオイルシール
・チェンジシャフトのオイルシール
・ウォーターポンプのインペラーシャフト&オイルシール
・リードバルブ
・クランクコンロッドの振れ
・クラッチカバー内からのガラガラ音
特にウォーターポンプインペラーシャフトの消耗とオイルシールの劣化は要チェックです。
水温が上がりぎみになり、ギヤオイルがなんともクリ〜ミ〜な色になってしまった場合は速攻で交換しないと、速攻で焼きつきの原因となります。
クランクコンロッドの振れとガラガラ音に関しては、またの機会に詳しくお話しします。
ちなみにナップス三鷹東八店ではエンジン周りのシール類・ガスケット類はほとんど在庫しております!
●電気まわりのチェックポイント
RZなら全年式必ずチェックしておきたい部分はこんなとこ。
・各部ハーネスの折れ・断線
・各部コネクター・カプラー
・ヒューズBOXの溶け
・ステーターの消耗
何せ古〜いバイクですから、現行車ではありえないような電気トラブルが次々と起こります。
お金に余裕があるのであれば、入手可能な内にハーネスだけでも購入したいところです!
※RZ350R(1AR型)・RZ250R(29K型)以外に関してはまだ入手可能です。(2008年1月現在)
購入できない場合は、一度車体から取り外して、線の折れや断線しそうな場所のチェックと補修をしておくと安心して永く乗れます。
ヒューズBOXの溶けはRZ250R(1XG型)等で良く見られますが、この原因はやはり上記のようなハーネスの断線や接触が原因となって発生します。
補修は不可能なので溶けてしまった場合はヒューズホルダーを追加するか、ヒューズBOX自体を他車種の物にゴッソリ交換するという荒ワザにチャレンジするしかありません。
こんな私も「溶け」に悩んだ一人で、現在はXR250用のヒューズBOXを流用してブレードヒューズ化しています。
(三鷹東八店でも販売しています。汎用品)
この他にも代表的なトラブルとしてRZ250R(1XG型、3HM型)に使用されているレクチファイア&レギュレータは当時から「弱い!」と評判で、A3型となった今でもその症状の克服はできていない様です。
「ライト・ウィンカーが点かなくなった!」、「バッテリー充電しても治らない!」などの症状が出たらココを疑ってみましょう!
●足まわりのチェックポイント
RZなら全年式必ずチェックしておきたい部分はこんなとこ。
・Fフォークインナーチューブ
・リヤショック
この2点のポイントとしては、インナーチューブはとにかく「しょっちゅう拭く!」「リヤショックのロッド周りをキレイにしておく」の2点。
このポイントは重要なので、もうクセにしてしまいましょう!
これだけでオイルシールの劣化とサビの発生を遅らせる事ができ、結果的に少しでもRZを「長生き」させる事ができます。インナーチューブやリヤショックは高いですからね〜。
ちなみに「初期型」用のフォークスプリングやリヤショックは多数のメーカーから販売されておりますが、「R」「RR」用のものは非常に少ないです(不公平だ〜っ!)
特にリヤショックは、私の知っている限り近年は「ヤマハ純正」「ヘイゴン」しか無かったのですが、先日ナイトロンから送られてきた新カタログに「RZ250R SPORT」という文字を発見!!
どうやら通常ラインナップではないようですが、特注でイケるらしいです!
ついでにオーリンズさん! 是非R・RR用も復活を!!
そしてR・RRオーナーの皆さん! この世に存在するウチに買っておきましょう!
●車体まわりのチェックポイント
RZなら全年式必ずチェックしておきたい部分はこんなとこ。
RZ−R/RRにお乗りの方はサイドスタンド付け根部分はチェックした方が良いです。
どこからどうやって入るのかは不明ですが、内部にサビが発生してある日突然「さ〜てエンジンでもかけるか〜」とバイクにまたがってキックしたら「バキッ!!」とフレームから折れたり、今さっきまで立っていた愛車が振り向いたら道路に寝転んでたりします…。
こんな理由からRZは「サイドスタンドを立てて、ステップに立ってのキックスタート」はご法度です!
こんな私も残念な事に経験者の一人ですから…この他に神経質になる様なところは少ないのですが、皆さん!「ガソリンタンク」だけは大事にしましょう!すでに初期型〜最終型にいたるまで全年式・全カラー販売終了となってます。
運良くサビも少なく程度の良いものをお持ちの場合は、タンク内のサビ落としとコーティングをしておく事をオススメいたします。(WAKO‘Sがオススメ!)
さていかがでしたでしょうか?今回はRZを永く乗る為のメンテナンス箇所と、要チェックポイントをお話しさせて頂きました。
RZはカスタムベースとして使用される事も非常に多い車種ですが、基本的なメンテナンスが出来ていなければその効果も半減してしまいます。
私も昔はやれ「当然ボアアップ」、「2ストはビッグキャブ!」、「直キャブ最高〜!」、「ポート研磨」etc…。
と色々やってきましたが、現在はエンジン&キャブノーマルでクリーナーBOX付きに落ち着いています(その他はハチャメチャですが)
私は毎日通勤(50†/1日)に使用しているので、調子が悪いだけで困ってしまいます。
しかしこの仕様のおかげで一年間どんな時期・どんな天気でもバリ快調です!
そりゃ〜直線で最新の高出力車には勝てませんが、峠の下りならRZはまだまだイケますよ〜!
さて今回は、RZ初心者にも役立つ基本的なお話しばかりでしたが、次回からとってもディ〜プなRZワールドへ突入していこうと思いますのでご期待ください!
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